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  • 2023.09.07

7割がM&Aのプロセスで仲介業者に不満を感じた経験あり。M&A仲介は幅広い買い手候補提案にメリットを感じる一方で、買い手の要望が優先されるリスクも 〜 オーナーズがM&A経験のある中小企業経営者100人にアンケートを実施 〜

専属M&Aエージェント(FA※)サービスを中小企業に広く提供するRISONAL(リソナル)を運営するオーナーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:作田 隆吉)は、会社・事業の売却経験がある中小企業経営者を対象に「M&Aのメリット・デメリットについてのアンケート」を実施し、100名から回答を得ました。

※FAとはファイナンシャル・アドバイザーの略で、M&Aにおける助言業務を行う人およびサービスです。

【調査結果 概要】

  • 後継者選定や年齢、事業成長などさまざまなきっかけでM&Aを検討
  • 7割がM&A仲介業者に不満を感じた経験あり
  • 不満を感じる点 1位「事業理解の乏しさ」2位「対応スピード」3位「M&Aに関する知識・ノウハウ不足」
  • M&A仲介サービスのメリット No.1「幅広い買い手候補提案」
  • M&A仲介サービスのデメリット No.1「高額な手数料」

【調査結果 詳細】

  • 後継者選定や年齢、事業成長などさまざまなきっかけでM&Aを検討

M&Aの検討を始めたきっかけを尋ねたところ、「後継者選定に難航していた」「年齢的な区切りを迎えた」「具体的な買い手を紹介された」「事業成長が見込めなくなった」がそれぞれ3割以上で、きっかけに大きな偏りはなく、さまざまな理由で検討を始められていることがわかりました(n=100)。

後継者選定に難航していたため :39.0%
年齢的な区切りを迎えたため  :38.0%
具体的な買い手を紹介されたため:36.0%
事業成長が見込めなくなったため:35.0%
自身や家族の病気など、経営者として続けていくことが難しくなったため:25.0%
創業者利益の実現のため    :25.0%
その他            :3.0%

  • M&A検討から成約の期間は約3割が「半年以上1年未満」

M&A検討を始めてから成約までの期間を尋ねたところ、「​​半年以上1年未満」が26.0%最も多く、「1年以上2年未満」が25.0%、「3年以上」が21.0%と続きました(n=100)。

  • 7割がM&A仲介業者に不満を感じた経験あり

M&A仲介業者に不満を感じたことがあるか尋ねたところ、「ある」が70.1%と、多くの方が不満を感じた経験があることがわかりました(n=77)。

  • 不満を感じる点 1位「事業理解」2位「対応スピード」3位「M&Aに関する知識」

M&A仲介業者に不満を感じたことを尋ねたところ、「事業に対する理解が乏しい」が61.1%で最も多く、「対応スピードが遅い」が53.7%、「M&Aに関する知識・ノウハウが乏しい」が48.1%と続きました(n=54)。

  • M&A仲介サービスを利用するメリット、1位「幅広い買い手候補提案」2位「成約しやすい」3位「スピーディに成約できる」

M&A仲介サービスを利用するメリットについて尋ねたところ、「幅広い買い手候補企業を提案してもらえる」が51.0%で最も多く、「中立の立場で交渉支援をしてくれるので成約しやすい」が46.0%、「スピーディに成約できる」が43.0%と続きました(n=100)。

  • M&A仲介サービスを利用するデメリット、1位「高額な手数料」2位「買い手の要望が優先される」3位「希望条件で売却できない」

M&A仲介サービスを利用するデメリットについて尋ねたところ、「高額な手数料が発生する」が65.0%で最も多く、「買い手の要望が優先されるリスクがある」が41.0%、「希望の条件での売却が難しい」が39.0%と続きました(n=100)。

  • オーナーズ株式会社 代表取締役社長 作田 隆吉 コメント

今回の調査では、幅広い買い手候補の中からスピーディにM&Aの成約を支援してくれるといったM&A仲介サービスのマッチング機能を評価する声が多く上がりました。一方で、事業やM&Aに関する知識不足や、買い手との交渉における支援が十分でないなど、案件実行段階におけるM&A仲介サービスに対する不満の声が多く上がりました。

M&A仲介サービスは、あくまでも中立の立場で売り手と買い手をマッチングするサービスです。売り手と買い手、両者を顧客として支援するため、交渉においては両者の妥協点を探る支援に限られます。このような仲介サービスの性質と、オーナー経営者がM&A支援サービスに期待する役割に大きなギャップが存在する結果となったのが印象的でした。

当事者の利益を守り、追求するM&A支援サービスであるFA(ファイナンシャルアドバイザー)の普及が、中小企業においても強く求められている証左といえるかもしれません。

【調査概要】

調査名称:M&Aのメリット・デメリットについてのアンケート
調査機関:FASTASK
調査対象:事業・会社売却を経験したことがある30代以上の男女
調査方法: Webアンケート
調査日:2023年7月28日〜8月3日
有効回答数:100件
※各回答項目の割合(%)は、端数処理の関係上、合計が100%にならない場合があります

■調査結果の引用時のお願い
※本調査内容を転載・ご利用いただく場合は、出典元の表記をお願いします。
例:「オーナーズの調査によると」「オーナーズ調べ」など

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